
はじめに
スマホ料金を少しでも抑えたい。そんな人たちから注目されているのが、ドコモの新料金プラン「irumo(イルモ)」です。
irumoは、ドコモ品質の通信回線を使いながら、月額550円〜という格安価格で利用できる、まさに節約派の強い味方。
本記事では、今使っている携帯会社(au・ソフトバンク・楽天など)から、電話番号をそのままでirumoに乗り換える方法=MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使った手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
MNP予約番号とは?基本と注意点
まずは「MNPとはなにか?」から説明します。
● MNPとは?
MNPとは「Mobile Number Portability(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)」の略。
現在使っている電話番号をそのままにして、他社の携帯会社に乗り換えることができる制度です。
このMNPを使えば、電話番号を変えることなく、今より安い料金プランに移行できます。
● MNP予約番号とは?
MNPを使って乗り換えるには、今契約している携帯会社から「MNP予約番号」を取得する必要があります。
この番号(10〜12桁)は、新しいキャリアへ電話番号を移すための申請に使うものです。
乗り換え先にこの番号を伝えることで、現在の番号をそのまま引き継ぐことができます。
● 有効期限に注意!
MNP予約番号には15日間の有効期限があります。
ただし、irumoでは「10日以上残っていること」が申込条件となっているため、取得後はなるべく早く申込手続きを行いましょう。
目安としては、取得から5日以内に手続き開始するのが安全です。
● 名義が一致していないと手続きできない!
MNP予約番号を使った乗り換えでは、現在のキャリアとirumoで「契約者名義」が一致していることが必要です。
例えば、親の名義で契約しているスマホを、自分名義でirumoに乗り換えたい場合は、事前に名義変更の手続きを行っておく必要があります。
MNP予約番号の取得方法(キャリア別)
ここでは、各キャリアごとの「MNP予約番号の取り方」をまとめました。
※ドコモからirumoへはプラン変更扱いのため、MNP予約番号は不要です。
● au(KDDI)
- 【Web】My au(24時間対応)
- 【電話】0077-75470(無料・9:00〜20:00)
- 【店舗】auショップでも手続き可能
● ソフトバンク
- 【Web】My SoftBank(9:00〜20:00)
- 【電話】0800-100-5533 または *5533(ソフトバンク携帯から)
- 【店舗】ソフトバンクショップにて対応
● 楽天モバイル
- 【Web】「my 楽天モバイル」アプリ内で申請(簡単・即時)
- 【電話】050-5434-4653(9:00〜17:00)
● MNPワンストップ方式とは?
最近では、「MNPワンストップ方式」が導入され、MNP予約番号の取得をしなくても乗り換えができるケースがあります。
この方式に対応しているキャリアからの転出なら、乗り換え先(irumo)での申込時に、情報連携のみで手続きが完了します。よりスムーズに移行できる新方式です。
irumoへの申し込みから開通までの流れ

MNP予約番号を取得したら、いよいよirumoへの申込みをスタートしましょう。
● Step 1:irumo公式サイトで申し込む
- 「他社からのお乗り換え(MNP)」を選択
- 契約者情報、MNP予約番号を入力(※ワンストップ方式の場合はキャリア情報を入力)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)をアップロード
- 支払い方法(クレジットカードまたは口座振替)を登録
- プラン(0.5GB/3GB/6GB/9GB)やオプションを選択
● Step 2:SIMタイプを選ぶ(eSIM or 物理SIM)
- 【eSIM】スマホに内蔵されたSIMを利用。本人確認後、最短当日から利用可能。
- 【物理SIM】郵送で届くSIMカードを使う。到着まで2〜3日程度かかる。
● Step 3:SIM到着後に「回線切替手続き」
- irumoのマイページから「回線切替」ボタンを押すだけ
- 切り替え完了後、旧キャリアは自動解約
- SIMを挿して、スマホを再起動すれば完了!
irumoが使えるまでにかかる日数・スケジュール感
「申し込んでから、どのくらいで使えるの?」という疑問に答えていきます。
● eSIMの場合:最短で当日中に開通!
- eSIMを選べば、申し込んだその日に開通できる可能性があります。
- オンライン本人確認(eKYC)完了後、数時間〜半日で利用可能です。
● 物理SIMの場合:2〜4日程度が目安
- SIMカードは申込から2〜3日後に発送・到着
- 到着後、回線切替手続きを行ってから利用開始
- 混雑や土日を挟むと、最大4〜5日かかることも
● 回線切替時の“空白時間”は?
- 回線切替を実行したあとは、5〜30分間、通信が使えない時間帯があります。
- この時間を避けたい場合は、仕事が終わった夜や休日の午前中の実行がおすすめです。
irumo乗り換え時にかかる費用まとめ
irumoに乗り換える際に発生する費用の有無・注意点をまとめます。
● MNP予約番号の発行手数料:無料
現在は、すべてのキャリアでMNP予約番号の取得は無料になっています。
● 解約金・違約金:基本0円
- 多くのキャリアで解約金や更新月の縛りは撤廃済み
- ただし、古い契約プランの場合は、最大1,100円の解除料がかかる場合もあるので注意
● irumoの初期費用:基本無料!
- オンライン申込み:契約事務手数料無料!
- 店舗(ドコモショップ):事務手数料 3,850円(税込)が発生します
📌 節約したい方は、必ずオンラインから申込みましょう!
● SIMカード発行・送料:無料
- eSIMも物理SIMもどちらも無料で発行&配送
● その他オプションの費用
- @docomo.ne.jpのメールを使いたい場合 → 月330円の「ドコモメール持ち運び」が必要
- 通話が多い人 → かけ放題オプション(月880円〜)の加入が推奨
irumoが向いている人・向いていない人
◎ 向いている人
- 毎月のデータ使用量が9GB以下
- 家や職場にWi-Fi環境がある
- スマホ代を大きく節約したい
- ドコモ回線の安定性は捨てたくない
- 基本はLINEやSNSで通話は少ない
- 自分でネット申込み・設定ができる
✖ 向いていない人
- 月10GB以上使うヘビーユーザー
- 通話が多く、かけ放題を付けたくない
- 家族でドコモのファミリー割を組んでいる(irumoは対象外)
- スマホの操作が苦手で店頭サポートを重視したい
よくある質問(Q&A)
Q1. irumoの申し込みから利用開始まで何日?
A. eSIMなら最短即日、物理SIMなら2〜4日が目安です。
Q2. MNP予約番号はどこで取得するの?
A. 各キャリアのマイページ・電話・店舗で取得できます。手数料は無料です。
Q3. 今使ってるスマホはそのまま使える?
A. 基本的に使えますが、SIMロック解除が必要な機種もあるので事前確認がおすすめです。
Q4. 旧キャリアの解約手続きは自分で必要?
A. 不要です。irumoの開通手続きが完了した時点で、旧キャリアは自動解約されます。
Q5. irumoと格安SIMの違いは?
A. irumoはドコモ本家の回線品質そのまま。混雑時でも通信速度が落ちにくく、安定性が高いのが特徴です。
まとめ|MNPでの乗り換えは、家計見直しの第一歩!
irumoは、「月550円〜で使えるドコモ回線」という高品質な格安プランです。
今の電話番号を変えずに使えるMNP制度と組み合わせることで、通信費をぐっと下げながらも安心感のある回線を手に入れることが可能です。
📌 今日のまとめ
- MNP予約番号は簡単に無料で取得できる
- irumoへの乗り換えは、eSIMなら即日、物理SIMでも数日以内に完了
- 初期費用・手数料は基本無料(オンライン手続きなら0円!)
- 通話やメール、家族割引の仕組みは事前に確認を
あなたもぜひ、毎月のスマホ代を見直す第一歩として、irumoへのMNP乗り換えを検討してみてくださいね!
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